概要
こんにちは、エキサイト株式会社のまみです。(Xのリンク貼りたいがために挨拶しました)
PHPerKaigi 2024 のルーキーズLT大会枠で登壇しました :)
登壇するまでの日記?記録?を書きます。
- 「社外での発表」は私にとっては挑戦でした。同じようにちょっと新しいことをしたいと思っている人の後押しになれたらうれしいです。
- 今回の私のプロポーザルの書き方を解説しています。プロポーザル書いたことないようという方の参考になったらうれしいです。
登壇するまでの記録
何か新しいことをしたいと思う
新卒でエキサイト株式会社に入社して6年目、 コーディングもそこそこにはできるようになっていて、周囲の方ともそこそこにうまいこと仕事をできるようにはなっていました。
何か新しいことをして、自分が得意なことを見つけたい!と思っていました。(曖昧すぎるけどそれでもいいよね??)
何かないかな、と考えていたところ、 同じ部署に所属しているまさきちやあはれんがPHPerKaigi 2024に応募すると知りました。
社外での技術的な発表をしたことがなかった私は、 便乗して応募することにしました(単純!)
応募してみる(プロポーザルの作成)
応募の仕方もよくわからない、プロポーザルもどう書いていいかわからない、という状態でのスタートでした。 社内の経験者の方々(※自分が話しやすい人に限るくらいの気軽な感じ)に色々聞いてみました。
nukisashineko が紹介してくれた↓
のスライドに大きな影響を受けて プロポーザル↓
が完成しました。
社外登壇のためのプロポーザル作成は初めてで、試行錯誤し、満足したものができたと思っている(強気)ので、 どのように考えて書いたのかを共有します。
プロポーザルをどのように作ったのか解説
全体的にとにかく「トークをきくリスナーにとってのメリット」を強く意識して作成しました。
トークタイトル
通話プラットフォームTwilioを用いた通話システムの作成と電話占いサービスの提供
- リスナーのメリットとして「どんな新しい知識を獲得できるか」がわかるように心がけました。
- 「トーク概要」を書いてからChatGPTでタイトル候補を出して眺めてみて、良い言い回しを考えました。
トーク概要
弊社の「エキサイト電話占い」は、弊社通話システムを通すことで安心安全に占い師と通話できます。 (電話越しに占いができるんです!)
↑幅広い方に興味を持ってもらうために、最初の一文では「かんたん」「わかりやすい」言い回しを意識しました。
「エキサイト電話占い」には、 ・ユーザと占い師お互いの電話番号は非表示 ・電波状況などユーザと占い師の環境に合わせた通話手段(通常の電話 or 通話アプリ)を用意 ・分単位でのサービス利用料金の計算ができる などの要件があります。
↑「エキサイト電話占い」という特有のワードについて説明しつつ、 リスナーであるエンジニアが興味を持ちそうなサービス要件を書き並べます。 (「要件」というものに興味が湧くエンジニアの方って、多いと思う。)
私はTwilioを用いて上記の要件をみたした通話システムを構築しました。
↑本題である「通話システム」に話を持っていきます。
この通話システムを構築するという経験はとても新鮮だったため、 皆さんに共有させてください。
↑「通話システムの構築」というレアな体験の話であることをあっぴるして、興味をひくように頑張ります。
このLTでは、 ・Twilioを用いた通話システムの作成方法 ・上記課題の解決方法 について話します。
↑ここでもリスナーのメリットを意識して、結局何について話すのかということを短くまとめました。
●●●LTを聞くメリット●●● ・Twilioの基礎を知ることができる ・電話占いの裏側を知ることができる
↑リスナーのメリットを目立つように、「●●●」で項目を分けて箇条書きしました。 項目分けをするとスッキリ見えてプロポーザルを読む気持ちが高まるはず。
●●●対象者●●● ・通話を用いたサービス提供を検討中の方 ・通話の実装を考えたことがない方 ・電話占いを知らない方 ・占いが好きな方
↑いろんな人がそれぞれの立場で、実はきっと興味がある話であることに気がついてもらえるように、 いろんな視点での対象者を列挙しました。
採択されて、採択の承諾をする
採択されておおよろこびしてたら、 手順を間違えていたのか「採択の承諾」できてなかったというおそろしい事件がありました。
期間内にまさきちが教えてくれて気がつくことができ、無事「採択の承諾」ができました。 ほんとうにありがとうございます。
知り合いが参加してることの大きなメリットです(真顔)
登壇準備
大学での研究発表(仮定、実験、考察、結論)のためのスライド作成などの発表準備は慣れていたのですが、 「結論」がない知識共有のような発表は慣れておらず、苦戦しました。力技で乗り越えました。
発表の1〜2週間前にざっくりの流れを掴んだスライドと台本はできていましたが、 うーんいまいち。というものでした。パッとしないし聞き心地が悪そう。
そこからとにかく何回も声に出して読みあげて
- 話しにくいところ
- 聞き取りにくそうなところ
- 理解しにくそうなところ
を改善しました。
何度か自分で声に出して読んでいるうちに、
- ここで笑いを取れそうだな
- ここでPHPのことに触れよう
- ここでコーディング的におもしろいと感じてもらえそう
などの興味をひけるポイントの発見と強調をし、スライド修正しつつ、そのような細かい部分も台本に反映しました。
台本命(いのち)です。ほんとに。いまのところ絶対20分も30分も喋ることはできないです草
登壇当日会場に着く
たった5分のLTでもとても緊張していたので、 他の方の登壇を聞いたり、いろんな企業のブースに行ってきました。
最後に「おまけ」としてくわしく書きます :)
登壇
私の接続方法の問題で、台本(カンペ)がみられないことに気がつきました。ピンチ。
台本を捨てましたが、 リスナーの皆様や司会者のかたが大きなリアクションをくれたおかげて無事に楽しくお話しすることができました。
ありがとうございます。
発表の際にXのアカウントを載せて「ネット上の友達が欲しいです」と言ったら多くの方がフォローしてくださいました。
フォロバしたもののここからどう友達になっていくかは考え中ですが、 このように社外の方とのつながりが一気に作れることを実感しました。
(社外イベントに参加で繋がりを???そんな簡単にできないようと内心思っていました(小声))
登壇後
ニコ生やXでリアルタイムにコメントをいただける環境なので、 発表がうまくいったかをすぐに確認することができました。
たとえばXだとこんな感じで確認できます。(「最新」を押す必要があるかも)
発表後の休憩時間など、直後にも見ることができるのはとても楽しいです。
うまくいったところだけ書きます。興味をひくのに必死すぎる。
- かわいいドヤ犬の画像で、みんなの興味をひく
- PHPのインターフェースでの上手い共通化の話をして、「エンジニア」からの興味をひく
- イベント駆動であることを話して、「エンジニア」からの興味をひく
- (何とは言わないけど、自分を含めたちょっと年齢層高い方からの興味をひく)
登壇してみての感想
登壇してみてよかったです。 社会人として、エンジニアとしての自信がつきました。
新しいことを始めて時間をかけて取り組んでみるって大切で、 それができる会社に居させてもらえてありがたいなと、改めて思いました。
(めっちゃ媚び売ってるみたいで恥ずかしいし草)
おまけ
もはやおまけではなくメインかもしれない。
楽しかった企業ブース
「Postman」のブースが楽しかったです。
ノベルティのノートが最高でした。文房具付きにはたまらんです。
もちろんそれだけではなく、普段から「Postman」にはお世話になっており、 お話を聞いて、普段の利用方法とは異なる利用方法があることに気がつきました(そりゃたくさんあるだろうよ、私)
楽しかった企画(ネイル)
プロのネイリストさんにネイルをしてもらえました。
びっくりしました。 PHPerKaigi開催の前日〜当日にそのようなコーナーがあると気がつき、うきうきで会場に向かいました。
男女関係ないとはいえ、やっぱりこういう企画があると女性エンジニアの気持ちは高まる!うれしい!と思っていましたが、
座談会?で聞いた話だと、こちらの企画をした男性の方が、ご自身がネイルをしてみたかったから企画したとこのこと。 神。
おしまいです。