はじめに
Exciteメディア事業部でエンジニアをしている、taanatsuです。
今年もエキサイトHD(エキサイトとiXIT)主催の技術者向けの社内カンファレンス
「Excite × iXIT TechCon」を開催しましたのでご報告いたします。
去年の第一回 、第二回に開催されたTechCon についてはこちらをご覧ください。
TechCon のテーマ
毎年テーマを決めてTechConを開催しています。
1回目は「Beginning」
2回目は「Keep Going!」
3回目の今年は会社も再上場し、心機一転、社員の様々な転機を表す、
「ReStart」がテーマとなりました。
リビルドなどのReStartだけではなく、新しい知見を得て自分の実力を新しく活かしたり、
考え方を変えたりなど様々なReStartを発表していただきました。
TechCon の概要
まずはカンファレンスの概要を説明しておきます。
- 参加者
- エキサイトHDの技術職全員 (技術職以外の社員は任意参加)
- 新卒3年目までのエンジニア・デザイナーは発表必須
- 開催時間
- 10:10-18:30
- 開催場所
- 社内会議室およびカフェスペースを使ったオフライン会場と、Zoom のウェビナーを使ったオンラインのハイブリッド開催
- 発表内容の選定方法
- プロポーザル形式
- 目的
- エキサイトHD技術職の技術的成長
- 外部カンファレンスに向けた練習の場
セッション内容
セッションタイトル | |
---|---|
セッション1 | 相談系サービスをがんばってリビルドしている話 |
セッション2 | phpで継続的にアーキテクチャを維持していく |
セッション3 | KUROTENのGoのパッケージ構成の失敗遍歴と現在を考える |
セッション4 | AWSのサーバーコストを10000ドル下げるために取り組んだこと |
セッション5 | TerraformをやめてCDKでReStartした後、 CDKをやめてCDK for TerraformでReStartした話 |
ランチタイム | ききソースコード |
セッション6 | KUROTENのフロントエンドを支える技術 |
セッション7 | iOS / Android ネイティブ実装アプリのFlutter化事例 |
セッション8 | デザインの基礎知識 |
セッション9 | HTTPセッションを完全に理解する20分 |
セッション10 | 認証技術のこれまでとこれから |
LT1 | 抽象的なデザインの課題は言語化で解決! |
LT2 | ノーコードのすすめ |
LT3 | APIのエンドポイント設計をする時に考えていること |
LT4 | Github Copilotを使って開発生産性を上げる |
LT5 | OpenAPIを使った、アプリ用コードの自動生成(再) |
LT6 | 開発体制を見直す |
LT7 | IPoE沼の淵に立ってみる |
LT8 | AI画像生成と著作権:基本原則と実践的ガイドライン |
LT9 | チーム内のUIデザインのコミュニケーションを円滑にする Figmaの機能「Variants」をおさらい! |
LT10 | 自動化による家族への思いやり |
LT11 | 開発生産性を可視化してみた。 |
LT12 | リビルドをしていく中で印象に残った実装3選 |
LT13 | AItuberをやってみる |
目的
開催目的は去年と変わりませんが改めて記載します。
キーワードは「成長」と「挑戦」です。
技術組織活性
本カンファレンスの参加者が技術的に成長することが目的の1つです。
日頃のインプットをアウトプットすることで、より自分に知識を浸透させることができるでしょう。
また、資料の作成&発表を行うことで説明する力を鍛えることもできます。
その発表を聞き、知らない知見を得ることができるようなカンファレンスになったと思います。
更に今年は発表者はオフライン発表、会場もオフライン開催の場を設けることで、他の事業部との交流もすることができました。
これにより、組織活性への貢献にもなっているのではないでしょうか。
外部カンファレンスへの登壇の練習
そして、もう1つの目的は「外部カンファレンスへの登壇の練習」です。
弊社はこれまで様々なカンファレンスに協賛させていただいてきました。
協賛させていただくことでカンファレンスの成功に貢献できることは光栄なことではありますが、やはりエキサイトから登壇者をもっと出したい(せめてプロポーザルを出したい)という思いがあります。
とは言え、人前で発表するのはとても緊張しますし、準備も大変です。
こんな発表でいいんだろうかと考えてしまったり、ネタが無いと思ってしまったり、そうして登壇まで至らないという現状です。
そこで、外部カンファレンスへの登壇の足がかりとして練習の場として、思いっきり社内を巻き込んでしまえというのがもう1つの目的です。
完全に身内だけなので外部カンファレンスほど緊張はしないですし、
内容もいつもの小規模なLT会ではなく大規模なカンファレンスっぽいものとすることで外部カンファレンス登壇のハードルを越えるお手伝いを目指しました。
工夫した点
オフライン開催
今年はオフラインをメインに開催しました。
去年、一昨年はオンラインメインで皆さん、Zoomでの参加がメインでしたが今年は発表会場を設けることによって、よりカンファレンスに近い形をとりました。
※ プライバシーの観点から一部ぼかし処理を入れています
パブリックビューイング
オフライン会場に入りきれなかった場合、
弊社カフェスペースを利用しパブリックビューイングの形で発表を見れるようにセッティングしました。
※ プライバシーの観点から一部ぼかし処理を入れています
ケータリングとお菓子
今年はオフライン参加メインと言うことで、ケータリングやお菓子、ジュースを用意しました。
ケータリングは一瞬で無くなる大好評。
お菓子は……ジュースのほうが売れたので来年も継続するのであればジュースを多めにしたいなと思いました。
また、お菓子とは別途、カンファレンスのロゴを入れたチロルチョコも準備。
可愛いですね!
オンライン参加
今年もオンラインでの参加者を対象に、Zoomを用いてウェビナー形式の配信を行いました。
しかし、去年、一昨年と一味違うことがしたかったので、OBSを用いた配信にしました。
これにより、画面共有ではなくリッチな画面を使った配信を行うことができました!
視聴してくださった方からも絶賛のコメントをいただけたので良かったと思います。
※ プライバシーの観点から一部ぼかし処理を入れています
ノベルティ
去年、一昨年はTシャツをメインのノベルティとしていましたが、
カンファレンスのTシャツは、カンファレンスが終わるとなかなか着る機会がないなと思い、今年は思い切ってアクリルキーホルダーとネックストラップにしてみました。
これですと、カンファレンスが終わっても社員証入れに飾ることができるのでいいなーと。
すでに何人か、社員証のネックストラップにアクリルキーホルダーをつけてくださっていました!
嬉しいですね。
所感と今後の展望
ベースはこれまでのTechConにしつつ、今年は様々なことにチャレンジ(ReStart)できたのかなと思います。
発表してくださる方のレベルも年々上がってきていて、このまま社外も巻き込んだカンファレンスにできるといいなという願望もあります。
最後に、発表者の方、そして運営としてTechConを支えてくださった皆様に感謝の意を表し、今年のTechConのまとめとさせていただきます。