AWSのCIDRの指定と、VPC/サブネットにどうIPアドレスが割り当てられるのかについて

エキサイト株式会社メディア事業部所属のエンジニアの岩藤です。

AWSで新しくサービスを作る時に、必ずVPCの作成とサブネットの作成を行うと思います。

CIDRの書き方と、実際にVPCとサブネットにどうIPが割り当てられるかが、今更ながらに理解できてなかったので備忘録です。

CIDRとは

CIDR(サイダー)とは IP アドレス割り当て方法です。

詳しくは下記を参考。

CIDR とは何ですか? - CIDR ブロックと表記の説明 - AWS

CIDR(サイダー)で指定されるIPアドレスの集まりを、CIDRブロックといいます。 CIDRブロックは、111.111.111.111/22のような形式で指定します。 これをプレフィックス表記といいます。

プレフィックスによって、幾つIPが割り当てられるのか

プレフィックス表記の、xxx.xxx.xxx.xxx/ここの数字によって割り当てられるIP数が変わってきます。

awsで固定で使うIPがあるようなので、プレフィックスが/22で1,024個となってもそれが全て使えるわけじゃない事だけ注意。

VPCに実際にどうIPが割り当てられるのか

例えばですが、VPCのCIDRが111.111.60.0/22の場合、下記のIPが割り当てられます。

サブネットのCIDR指定と、どうIPアドレスが割り当てられるかの例

今回は、下記の内容でサブネットを作成するとします。

作成する、アベイラビリティーゾーン(AZ)

AZに作成するprivateサブネットと、publicサブネットにそれぞれいくつIPを割当てるか

その場合、VPCが先ほどの111.111.60.0/22だった場合、CIDRと割当てられるIPアドレスは下記となります。

privateサブネット

publicサブネット

最後に

これさえ理解できていれば、新規サービスを担当した時に VPC/サブネットに対して、プレフィックスをいくつ申請すればいいのか、 どう割当てればいいのか迷わないと思います。

参考してもらえますと幸いです。