AWS SAA-C03 合格体験記

はじめに

エキサイト株式会社 エンジニアの岡(https://twitter.com/oka000111 )です。

2023/7/30に受けたAWS SAA-C03 に合格したのでその体験記を綴ろうかと思います。

なぜ受験したか

そもそも自分の経歴を話すと、機械学習エンジニアを前職5年ほどやっていて、キャリアのリスク分散のため、バックエンドの知識を得たいと思い、Webエンジニアとして会社に転職してきました。

そのため、自分のキャリアが機械学習orWebエンジニアとなるのか、もしくは両方なのか、決めかねている状況でした。

そのなかでインフラというのは、どの分野に進んだとしても、影響するスコープが広く、その影響度合いも大きいと感じています。というのもインフラが適切に構築されないとウェブアプリケーション機械学習モデルも適切には動きません。そこでAWSの知識を勉強しようと思うようになりました。

AWSの知識を勉強しようとしたときに、色々な目標があると思うのですが、SAA-C03は資格試験にありがちな、「資格試験を取ることが目的になり、実務の役に立たない」ということが無い、実務に即した試験だと感じています。

例えば以下の問題

ある企業のセキュリティチームは、クラウドに保存されているすべてのデータを、オンプレミスに保存され た暗号化キーを使用して、保管時は常に暗号化する必要があります。
これらの要件を満たす暗号化オプションはどれですか。 (2 つ選択)
A) Amazon S3 で管理された暗号キー (SSE-S3) でサーバー側の暗号化を使用する。
B) AWS KMS で管理された暗号化キー (SSE-KMS) でサーバー側の暗号化を使用する。
C) 顧客提供の暗号化キー (SSE-C) でサーバー側の暗号化を使用する。
D) クライアント側の暗号化を使用して、保存時の暗号化を行う。
E) Amazon S3 イベントによって呼び出される AWS Lambda 関数を使用し、顧客のキーを使用してデータを 暗号化する。

(参考 ) https://d1.awsstatic.com/ja_JP/training-and-certification/docs-sa-assoc/AWS-Certified-Solutions-Architect-Associate_Sample-Questions.pdf

答えは

C) , D) なのですが(のはず..)、このようにある状況を想定した問題となっており、
これであれば実務に役に立つ、というのがおわかりいただけるかと思います。
そのためSAAの(実務にちゃんと役に立つ)知識を得たい、と思っている自分にはうってつけの試験だと感じ、受験することにしました。

試験準備

前提知識

  • lambdaやEC2といった用語は知っている程度

やったこと

  • techstock
    techstockはかなり人気があるAWSGCP認定試験の問題集が乗っているサイトです https://techstock.jp/ #1~#170だけchapterがあり、各chapterに7問あるので 170*7=1190問の問題を解くことができます。
    (問題は後のchapterほうが難易度が高くなっていくように感じました)
    自分は色々調べた中で #80~#170が試験難易度に近いという情報があったので、
    そこの問題を分からない問題がなくなるまで周回して解きました。

  • udemy(これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座)
    こちらも人気があるUdemyの講座です
    【SAA-C03版】これだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座 | Udemy
    自分は動画を見るのはかなり時間あたりのパフォーマンスが悪いと思ったので講義資料のpdfを全結合し、
    techstockでわからない用語が出てきたときにpdfをctrl+Fして調べつつ覚えていきました

時間

1,2ヶ月の勉強期間の中で100時間ほど(単に知識を勉強するだけでなく、「なぜ」の部分も深掘って勉強したため結構かかった印象です)勉強しました

費用

AWS試験費用 16500円

techstock 4280円

udemy 1800円

計 22580円

結果と所感

803/1000で合格することができました。

所感としては、サービスの開発初期でないと触れないような、サブネットやVPC周りの知識やベストプラクティス集が頭の中にひととおり入ったような感じで、実務に役に立つような知識が頭の中に入った感覚があります。
インフラが本業ではないですが、自分の状況下に於いて、自分は勉強してよかったと感じました。