こんにちは。エキサイト・デザイナーの小野寺です。
生成系AIが盛り上がる昨今の界隈ですが、弊社のデザイナーチームでもどんどん出てくる画像・デザイン系AIツールなどをチェックしつつ業務への効率的な取り入れ方などを日々模索中です。
今日はその中でも私たちデザイナーに一番馴染みのある、Adobe Photoshopに搭載されている「生成塗りつぶし」機能を使った実験が面白かったのでご紹介します。
美味しく食べたぶどうパフェだけど、なんかメニューの写真と違う・・?
こちらは先日食べに行った「ぶどうパフェ」なのですが、食べ終えて写真を見返していたら「あれ?なんかメニューと写真が違う?」と気づきました。
このパフェを救いたい
なんとかこれをメニューの写真のようなパフェに昇華することはできないか。。。 ということで、最近社内でもちょくちょく使ってみました報告のあった「Photoshop 生成塗りつぶし」起動・・!
AdobePhotoshopの「生成塗りつぶし」について使用法など、詳しくはこちらから
全体を選択してしまうとまるで違う別のダークマターが誕生してしまったので、クリームの部分だけを選択します。 「生成塗りつぶし」フォームに、いろんなプロンプトを入力してそれっぽいものになるまで繰り返します。
遠目にはゼリーに見えそうなものが出来上がったので、お店のメニューの写真と見比べてみます。 ちょっとコーンフレークが見えすぎてしまっていますね。
再度、コーンフレークの部分だけを選択します。
追加したいのは「ホイップ」ですが、ホイップだとうまくいかなかったので、「ヨーグルト」をキーワードにして以下の感じで生成してみました。
細かいことを追求すればキリがないけれど、比較しなければわからない程度に?
再度メニューの写真の比較してみて、大体近しいものにはなったような気がします。 今回はお試しなのでここまでにしました。
実際の業務でどう使うのか?
今回は、Photoshopの生成塗りつぶしで出来る範囲を1つのケースとして確認することができました。
私の所属するメディアチームでは実際に店舗を訪れて新商品のレポート記事などを作成したりもするのですが、実際存在する商品をお伝えする記事にどこまでこうした技術を使うのか(使うと効率化できるケースなどで)、というのは倫理的な観点も含めてメディアとしては慎重になるべき部分もあるなと感じました。
引き続き何か気づきがあれば記事にしていきたいと思います。