紙のデザインは必ずラスタライズ!

こんにちは!エキサイトお悩み相談室でデザイナーをしているサヅカです。

9月になっても暑い日々ですが溶けてなんていられません…!今月も張り切ってデザインしていきます!

レイヤー上では透けていないのに背景が透過している!?

以前展示会用にパネルを作った時の話ですが、実は印刷トラブルがありましたので紹介させていただきます。

A1サイズのパネル印刷が届いたので早速チェックしていると…透けている!イラレデータは透過させていないのになぜ…?

背景の黄色い椅子が透けている状態

さらにドットのパターンが網目状に

また、パラペット(ブースの上部看板)に使用したイラストの服のドットにパターンの線が残っていました。 集合体恐怖症としては心臓バクバクです(`;ω;´)

近くで見るとはっきり見えてしまうパターンの線

ラスタライズが必要だった

順調に思われた展示会準備、ここにきて暗雲が…

すぐに印刷会社に電話して、確認後に折り返しが来ました。

「ラスタライズされていないようなのですが、入稿前にラスタライズ処理されましたか?」

「え?」

「え?」

「すいません、してないです…」

「印刷事故を防ぐために、必ずラスタライズという処理をしていただきたいのです」

「!!」

…なんということだ……

知らなかったので丁寧に教えていただきました。

ラスタライズとは、ベクトル画像をピクセル画像に転換し、画像データを軽量化することです。 効果や機能は印刷時にうまく読み込むことができず、色が変わってしまったり変な線が入ってしまったりと思いもよらない印刷の仕上がりにつながります。

↑まさにこれですね。

反省

デザイナー歴10数年、印刷物のデザイン〜入稿まで何度かやってきていますが、お恥ずかしながらラスタライズして入稿は一度も行ったことがありませんでした。

今まで運良く変な仕上がりにならなかったか、あるいは印刷会社さんが気を遣って対応してくださっていたんだなと思います(申し訳なさ極まりない)

今後は必ずラスタライズするようにして印刷事故を防ぎたいと思います(`;ω;´)