こんにちは。エキサイトでデザイナーをしている齋藤です。
私はGit操作をコマンドで行うことが多いのですが、長いGitコマンドは入力が手間だったり、typoしやすかったりするためGitエイリアスを設定してコマンドを簡略化しています。
今回は、そんなGitエイリアスの設定方法についてご紹介したいと思います。
Gitエイリアスを設定するとどんなことができるのか
例えば、switch
をsw
としてエイリアス設定をすることで、git switch
と入力しなければならないところをgit sw
と入力するだけで足りるようになります。
こうすることで、よく使うコマンドを簡略化することができ、Git操作をスムーズに行うことができます。
設定方法
今回は、Mac OS Monterey(12.7.1)での設定方法をご紹介します。
Gitエイリアスを設定するためには.gitconfig
に加筆が必要です。
.gitconfig
を開く
ターミナルで以下のコマンドを入力します。
git config --global --edit
[alias]
セクションを作り定義していく
.gitconfig
の内容が表示されたら、i
キーを押して入力モードにし、[alias]
セクションを作ってその中に設定したいエイリアスを登録していきます。
[user] name = hogehoge email = hogehoge@example.com [core] autocrlf = input [alias] # ここにエイリアスを登録していく sw = switch
入力が完了したらesc
キーで入力モードを抜けて、:wq
で変更内容を保存します。
これでGitエイリアスの設定は完了です。
(おまけ)現在いるローカルブランチ名を素早くクリップボードにコピーできるようにする
git push
などをする場合に、現在いるローカルブランチ名を素早く取得したいことがあるかと思います。
現在いるローカルブランチの名称はgit branch --show-current
で表示することができるため、私はこれをエイリアスに登録しています。
[alias] in = branch --show-current
こうすることで、クリップボードにコピーをしたい場合には、
git in | pbcopy
で、今いるローカルブランチ名をクリップボードにコピーすることができます。(Windowsの場合は| pbcopy
の代わりに| clip
)
さいごに
今回は、Gitエイリアスを設定してよく使うコマンドを簡略化する方法をご紹介しました。
Gitを使用されている方の一助となれば幸いです。
ご精読ありがとうございました。