/etc/hostsを書き換えたのにロールバックされる問題の環境別対処法まとめ

はじめに

ブロードバンド事業部の小川です。 /etc/hostsを書き換えたのに時間経過で元に戻ってしまう現象を mac / windows / wsl2 の環境で確認したので、それぞれの対処法をご紹介したいと思います。

あくまで自分の環境で起きた問題なので、異なる原因で発生している場合には参考にならないかもしれないのでご注意ください。

mac環境

mac環境ではVPN接続のためにF5のBIG-IPを導入しているのですが、このBIG-IPを起動中に/etc/hostsを編集してしまっていたことが原因でした。 そのため対応策としてはシンプルなもので、『BIG-IPを終了してから/etc/hostsを編集する』です。

windows環境

こちらはロールバックするというわけではなく、hostsファイルを変更すると重大なセキュリティリスクとしてwindows difenderから警告を受けます。 こちらの対策としては、『windows difenderの監視対象からhostsファイルを除外する』で対応しました。 windowsの設定から除外ファイルを選択できます。

wsl2環境

僕の環境ではwsl2を起動し直すたびにhostsファイルが初期化される現象が起きていました。 初期化されたくない場合の対策としては『wsl.confでgenerateHostsをfalseにする』です。

初回はwsl.confが存在していなかったため、ファイルを生成するところから始めます。

sudo vi /etc/wsl.conf

以下の設定を先程生成した/etc/wsl.confへ書き込みます。

[network]
generateHosts = false