はじめに
はじめまして、エキサイト株式会社の長期インターンシップに参加させていただいております、瀬谷と申します。
大学院では、ニューラルネットワークを用いた情報検索などの研究をしています。
この記事では、タイトル通り、インターンシップで触れたオープンソースWebアプリケーションフレームワークであるBEAR.Saturdayを自分がどのように勉強したかについて書きたいと思います。
注意事項
- 本記事で取り上げているBEAR.Saturdayは既にサポートが終了しており、後続のフレームワークであるBEAR.Sundayがリリースされています
- 加えて、BEAR.SaturdayはサポートしているPHPのバージョンが7.4までなので、今後の新規利用は非推奨となっています
想定している読者
- この記事では、以下の2つの経験がある方を対象にしています
- プログラミング経験(言語は問わず)
- Webアプリケーションフレームワークを使ったアプリ開発経験(難易度問わず)
- 自分の場合は、Ruby on Rails チュートリアルを参照しながら簡単なマイクロブログサービスを開発した経験がありました
勉強の流れ
PHPについて勉強する
- 既にPHPにある程度慣れている方は飛ばしてください
- 自分はPHP入門 ~PHPのインストール方法やPHPを使ったプログラミングの方法を解説します~ | Let'sプログラミングの「PHPプログラムの基本事項」〜「クラスの定義」を読んで勉強しました
- C#など、オブジェクト指向言語の経験がある方は特に取っ付きやすいかなと思います
- Online PHP editor | Test code in 250+ PHP versionsを利用すると、PHPを自身のPCにインストールすることなくブラウザ上で実行できるので便利です
「BEARについて」を読む
- まずは、公式マニュアルのBEAR.Saturdayについての概要ページを読みましょう
「BEAR.Saturdayの紹介 / エキサイト公式 エンジニアブログ」を読む
- Bear.Saturdayについて噛み砕いて説明されているので、上の「BEARについて」を読んでいまいちイメージが湧かなかった方もイメージできるようになるかと思います
「HelloWorldチュートリアル」を読む
- 基礎の「き」の部分を知ることができます
「Blogチュートリアル」を読む
- ここから、本格的なWebアプリ開発に近くなっていきます
- blogチュートリアル(10) まとめとカスタマイズの「カスタマイズ例」と「bear-demo」は必要に応じて読むのが良いと思います
- 自分は、カスタマイズ編 投稿日時・更新日時の自動挿入とトランザクション(AOP)のみ読みました
「BEARで始めるWebアプリケーション開発」を読む
- 個人の方のブログですが、公式マニュアルからもリンクされており参考になります
- その11「リソースをWebAPIとして外部に公開するは必要に応じて読むのが良いと思います
公式マニュアルのリファレンスを読む
- これまででBear.Saturdayの大まかな部分について理解が進んだかと思いますので、最後は細かい部分です
- もちろん時間があればすべてのリファレンスを読んでいただいた方が良いと思いますが、自分はとりあえず以下だけは読みました
- リファレンスということもあり、サンプルとしてコード全体が載っていない部分も多いので、必要に応じて以下のサンプルコードと見比べながら読んでいくと良いと思います
自分は、「PHPについて勉強する」を除いたここまでで2日ほどかかった気がします。
注意点
- 例えばViewにSmartyを使っているなど、BEAR.Saturdayはデフォルトで既存の他ライブラリを用いているため、公式マニュアルだけを読んでいても分からない場合があります
- そういった場合は、当該ライブラリのマニュアルを読む必要があります
記事は以上です。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。