輪読会の開催が50回を超えました😊🎉

エキサイトのあはれんです。 2020年2月から社内の輪読会を開始して、2021年4月8日で開催回数が50回になりました。😊🎉 先週9冊目が読み終わり、次回から10冊目突入になります!🚀 今回は、社内で実施している輪読会について書きたいと思います。

輪読会の進め方

進めた方に関しては、輪読会の発起人である @_ohshige さんがすでにブログ記事で紹介していますので、それを引用させていただきます。

  1. 課題本を決める
  2. 1回の輪読会で取り扱える程度のまとまりの章で分割し、それぞれの担当を決める
  3. 輪読会当日までに全員がその範囲を読んでくる
  4. 輪読会当日は担当者がファシリテーターとなり良かった点や疑問点を提示して議論する
  5. 今の課題本が終わりに近づいたら次の課題本を決める

担当者が提示するものとして、章毎に以下のようなメモを用意しています。 担当者が、あらかじめエモポイント(良かった点)、気になること(疑問点)を書いてきて、 当日はメモと本を眺めながら議論し、その都度メモに追加していきます。

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【輪読会】ユースケース駆動開発実践ガイド 8章のメモ

このメモは、議論内容のうっかり忘れ防止や、議論したことを振り返るときに役立っています。 その日の会を円滑に進めることが目的なので、見て分かるようにラフな内容になっています。 メモ等の前準備は省エネで押さえ、 その場の議論を大切にしている会なので、ここまで続けられたのかなと思っています。

私的!輪読会で良かったこと

私が輪読会をやって良かったと感じたことを書きたいと思います。 良かったことは以下の3つです。

  1. チームでの共通言語ができる
  2. 技術分野、経歴を超えた意見を聞ける
  3. 本を読み切れる

1. チームの共通言語ができる

お恥ずかしい話ですが、輪読会に参加するまでにドメイン駆動設計に関する知識が無く、 「ドメイン」「ユースケース」「リポジトリ」等の用語が分かっていませんでした。 輪読会でドメイン駆動設計に関する本を読み議論したことで理解でき、 ドメイン駆動設計を意識して開発するときは、より実装に近い議論をすることができるようになりました。 もし輪読会に参加していない世界線の私でしたら、ドメイン駆動設計の説明からになっていたので、 開発スピードを落としてまっていたかもしれません。

チームの技術知識レベルを底上げすることや、共通言語をつくる上で、 輪読会は効果的だと実感しています。

ユビキタス言語は、ドメイン駆動設計をする上でも大事ですもんね! (※ ユビキタス言語とは何か? ユビキタス言語とドメイン駆動設計に関連性については、「ドメイン駆動設計入門 ボトムアップでわかる!ドメイン駆動設計の基本」で紹介されています。)

2. 技術分野、経歴を超えた意見を聞ける

輪読会参加メンバーの専門技術(サーバーサイド、iOS、Android)、経歴(2〜8年目)がバラバラでしたので、 それぞれが経験してきた開発をもとにした意見を聞くことができ、 本の内容以上の知識を得ることができました。

3. 本を読み切れる

私は根っから締め切り駆動開発人間なので、締め切りがないとなかなか動くことができません...。 毎週「何章まで読んでくる」という締切を輪読会が提供してくれたおかげで、9冊の本を読めたと思います。 私と同じような締め切り駆動開発人間の方には、輪読会は特におすすめです。

おわりに

社内で開催している輪読会について書かせていただきました。 輪読会は、参加するメンバーや読む本によって方法は様々だと思います。 輪読会の一例として、これから開催する方のお役に少しでもなれたらと思います。

まだ読みたい本はたくさんありますので、これからも輪読会を続けていきたいと思います。🚀

参考 : 輪読会で読んだ本

  1. 『ドメイン駆動設計入門』
  2. 『オブジェクト指向でなぜつくるのか』
  3. 『現場で役立つシステム設計の原則』
  4. 『Clean Architecture』
  5. 『ドメイン駆動設計 モデリング/実装ガイド』
  6. 『事業をエンジニアリングする技術者たち』
  7. 『Design It !』
  8. 『レガシーコードからの脱却』
  9. 『ユースケース駆動開発実践ガイド』
  10. 『体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方』