Affinity Designerを触ってみた

こんにちは!SaaS・DX事業部デザイナーの鍜治本です。
Qiitaのアドベントカレンダーが始まったので、1日目を担当しています🎄 社内メンバーで分担しながら書いていくので、ぜひ続きも読んでもらえると嬉しいです!

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1本目は最近試してみた制作ツールの体感レビュー。
テーマは Affinity Designer で、Illustratorを長く使ってきた立場から「パス(カーブ)編集って実際どうなの?」を中心に書きます。
AI機能の比較というより、ローカル制作ソフトとしての話寄りです✍️

触った背景

普段の作業だとIllustratorのペンツールで、

みたいなものを作ることが多いです。
ツールに求めるものもシンプルで、「起動して」「いつもの流れで作れて」「パス編集がストレスなくできる」が個人的に外せない要素です。

学生時代に、全プリキュアを作ったりしました

最近のIllustratorは、AI機能がどんどん増えていて便利になっていますね。
自分にとっては、AI機能より前に“普通に起動して、いつものテンポで作れるか”がまず土台だと思っています。

少し前にIllustratorでオンライン絡みの挙動が崩れて、起動や動作が安定しなくなるバグがありました。しかも「オフラインで起動すると直る」みたいな状態で、制作ソフトとしては割と困る…😇

Xでも話題になっていたので、該当しそうなポストを置いておきます。
自分の環境だけじゃなさそう、という背景の補強として貼っています👇

調べたところ、Creative Cloud系はライセンス認証の都合でオンライン前提の設計になっているようで、ネットワークや認証まわりの不具合がアプリの起動体験に影響していたようです。

こういう話が出るたびに、制作ツールの“土台の強さ”を改めて見直したくなります。そこで前から気になっていたAffinity Designerを試してみた、という流れです。

第一印象

レイアウトも相まってPhotoshopみがあります
触り始めの第一印象は、ちょっとPhotoshopっぽい雰囲気を感じました。
UIのトーンもそうですし、レイヤーを中心にエフェクトを積んでいく構造が前面に出ていて、UIも含めてPSのワークフローに近い入口がある、という印象でした。

Affinityはレイヤーにエフェクト イラレはオブジェクトにアピアランスをかける
Affinityでは Layer Effects(FX) として影やぼかしなどをレイヤー単位で重ねられるようで、触っていて「レイヤースタイルを積む」空気感があります。
Illustratorにも近いことができるアピアランス機能がありますが、Affinityのほうは“レイヤー前提で触る流れ”として自然に入ってくる感じで、個人的には印象が良かったです✨

基本操作

操作面はショートカットも含めてだいぶ馴染みがあります。
完全に別ツールをゼロから覚える、というより「だいたいこのへん触ればいつもの感じでいけそう」で早めに掴めそうです。

よく使いそうな機能のショートカットキー比較

パス編集が良かった

今回Affinityを使った作業はライトめです。

  1. 画像→パス化(ベクタートレース)
  2. 追加のテキスト→アウトライン化
  3. そのあとカーブ調整をしてみる

という流れで、操作感の確認が主目的でした。
凝ったことはしていない代わりに、ノード(アンカーポイント)が多いカーブを整形する場面が出て、ここで一気に印象が上がりました。

Affinityの ノードツール でノードを削除するとき、閉じたカーブを維持したまま自然にポイントを間引ける挙動がかなり良い…!
Illustratorだと状況によってカーブが途切れたり、意図と違う抜け方をしたりして「アンカーポイントの掃除しんどいな…」となることもあるのですが、Affinityは削除の応答が素直でテンポ良く整形できる印象でした👍

ポイント(ノード)削除挙動の違い

右クリックの「カーブに合わせる—ノードを削除」的なオプションも、削除後のラインを自然に再形成してくれて、ノード多めのデータではかなり助かりそう。

ノード編集に入ると編集対象のノードが前に出て見えるモードに切り替わるので、「いま何を触ってるか」が直感的に分かりやすいのも良かったです。
このノード編集のモードは、Figmaベクター編集しているときの空気にちょっと近く、扱いやすさにつながってる感じがしました。

ちょっと違った所

一方で、Illustratorと感覚が違うなと思ったのは移動まわりです。
グループ化していない複数オブジェクトをまとめて移動したい時に、ドラッグの起点を意識しないと「あれ全部動いてない…」みたいな違和感が出やすかったです。

起点以外をドラッグしても反応しないので、起点オブジェクトをドラッグする必要がある
Illustratorの感覚でラフに触ると最初はハマりやすいポイントなので、ここは慣れポイントとして覚えておくとよさそうです!

まとめ

総合すると、Affinity Designerでも大きな違和感はなく使えそうでした。
特にパス編集の土台がしっかりしていて、ノード整形を気持ちよくやれるツールだな、という発見が大きかったです。

ローカルで安定して起動して普通に作れることの価値を改めて感じましたし、その価値観にAffinityは合っていそうだなと感じています

今すぐ本格的に業務へ置き換える段階ではありませんが、画像とベクターを同時に扱える面白さもあるので、小さいクリエイティブから試験的に混ぜ込みつつ、これからもテストしていくつもりです✨

アドベントカレンダーは明日以降も社内メンバーで続くので、明日以降の記事もお楽しみに〜🎅