こんにちは。エキサイトでアプリエンジニアをしている岡島です。今回は、開発したアプリをAndroidの実機でテストする方法について解説していこうと思います。実機ビルドは、エミュレーターでは確認しづらいピンチイン、ピンチアウト、マルチタップでの操作や、端末のセンサー類を用いた動作の検証時に必要になってくると思うので、ぜひご参考にしてください。
環境について
Android Studio: Ladybug | 2024.2.1 Android バージョン: 15 デバイス: Pixel 6
設定について
Androidの実機ビルドをするには2つの方法があります。
- USBケーブルを用いて接続する方法
- Wi-Fiを用いて接続する方法
このどちらも、デバイスでのセットアップが必要となるので 順に説明していきます。
デバイスでの設定
1.開発者モードを有効にする
設定アプリを開き、ビルド番号
を7回タップ
デバイスによってビルド番号の表示場所が異なるので、詳しくはこちらのURLを参照ください。
デバイスの開発者向けオプションを設定する | Android Studio | Android Developers
2.設定アプリを開き、システム
→開発者向けオプション
をオンにする
3.必要に応じて、USBデバッグ、ワイヤレスデバッグをオンにする
USBケーブルを用いて接続する方法
USBケーブルを使った方法は簡単です。
1. ケーブルを用いて接続する
2. Android Studioで実機デバイスを選択してビルドする
以上です!
Wi-Fiを用いて接続する方法
こちらはAndroid 11 以降の機能となりますのでご注意ください。
2.Android StudioのDevice Managerから[Pair Devices Using Wi-Fi]を選択
3.QRコードやペア設定コードを用いてペアリング設定を行う
ペアリング設定が完了するとAndroid Studioから端末が選択できるようになります。
まとめ
今回はAndroid Studioを用いて、Androidの実機ビルドをする方法をご紹介しました。やってみると意外に設定項目が少なく、すぐにビルドができました。 この記事がお役に立てれば幸いです。 最後まで読んでいただきありがとうございました。