エキサイト株式会社のエンジニアAです。
今回はAWSのCost Explorerを使用してコスト削減を行う手順について説明します。
CostExplorerでコストグラフの表示
AWSのGUIからCost Explorerを開き、「Cost Explorerで表示」をクリックします。
コストグラフのページに移るため、左上から日付の範囲を指定して細かくみていきます。
目安としては大体1週間分のコストデータを指定すると見易くグラフが表示されます。 また、設定や料金形態にもよりますが毎月1日は税金などのその他料金がまとめて加算されるため、まずは範囲に含まない方が見易いです。
詳細なコストの絞り込み
次に「サービス」を押すとそのサービスでどれだけのコストがかかっているのか色分けされたグラフで比較できます。
どの色がどのサービスに対応しているかは書かれているため、データベースで料金が上がり始めているなどを大まかに知ることができます。
右側のフィルターで表示するサービスなどを絞ることができるため、例えばデータベースの場合Relational Database Serviceを指定するとデータベースのみの料金に絞り込めます。
絞り込んだ後は、グラフ上部のメニューの「インスタンスタイプ」でどのインスタンスでコストがかかっているのかを確認できます。
さらに「使用タイプ」でそのサービスのどのような箇所でコストがかかっているかを確認できます。
例えばRelational Database Serviceでフィルターをかけていればインスタンスの使用料金だけでなくデータの通信量やスナップショットの保存料金なども確認できるため 大まかに辺りをつけた後は使用タイプで細かくみていくと、コストが一番かかっている箇所を見つけて改善のための行動に繋げやすくなります。
図の例で言うと、8/23からdata transferが増えているためデータベースの通信コストがその日から増え始めたことがわかります。
最後に
EC2などのちょっとした変更でも料金が嵩むことは多いため、視覚的に見易くコストの確認ができるCostExplorerを定期的に見ていくとコストの削減に繋がるため是非活用してみてください。